UTAUライブラリ制作計画~準備・レコーディング~

音楽

つーわけで、UTAUライブラリを自分の声で制作する事になりました。

実際にこれを完成させるとこんなメリットがあります。

・ボーカルを打ち込みできる。
・レコーディングする必要がない
・うまく使えば実際に「僕」が歌ってるように再現できる
・あいつ歌うまいなって言われるかも

 

準備 インストール編

では実際にUTAUをインストールしましょう。

オフィシャルサイトから

インストールに関してはこのあたりのサイトを見てください。

そしてですね、原音のレコーディング、ライブラリの作成に関しては便利なソフトがありました。

 

その名もOREMO

http://nwp8861.web.fc2.com/soft/oremo/index.html

名前が良いね。

 

この2つをとりあえずインストールします。どちらも無料です。

 

そして、ちょっとその行程を組み立てます。

原音の録音

まずはOREMOを使い原音を録音します。僕の声です。
後で説明しますが、母音のクロスフェードに特化した「連続音」という録音方法があるようですね。

原音のピッチ補正

僕の歌唱力では限界があります。なので技術力でカバーします。
ピッチ補正ソフトを使って原音のピッチ補正を施します。

ライブラリ化

まだ、この段階まで行っていないので詳しくは分かりませんが、ライブラリ化と原音設定というのが必要なようです

実装

UTAUに実装し、実際に音を出してみます。その後調整をします。

 

と、文字で書くのは簡単ですが・・・
実際には地獄のような作業が待っているのです。

 

原音の録音

元となる僕の声をサンプリングします。
これは連続音方式という方法を使います。

詳しくはこちら

これは母音をクロスフェードさせることによって言葉の移動を非常にスムーズにするというもの。
きっとUTAUが人間らしい理由の一つです。

色々な方法がありますが、8モーラというものを使いました。
このサイトの物を使いました。

しかしですね。これが地獄のような作業です。

OREMOで簡単にできるとはいえ、1音階で153 回の録音を必要とします。
そしてですね、今回準備する原音なんですが、人間らしさを目標としてますので

通常音声 A3
通常音声 D4
通常音声 G4
通常音声 C5
通常音声 E3

強音声 A3
強音声 D4
強音声 G4
強音声 C5
強音声 E3

弱音声 A3
弱音声 D4
弱音声 G4
弱音声 C5
弱音声 E3

※消されているものはレコーディング中に「無理」「無駄」と感じ止めたものです。

エッジ音声 母音+ん 頭
エッジ音声 母音+ん 語尾

ブレス 母音
ガナリ 母音

をレコーディングする必要があります。

つまり2300回ほどレコーディングするわけです。マジでか。

 

仕方ないのでとりあえず地道にレコーディングしていきます。

マイクはゴッパーです。SHURE SM58を使います。

あとこういった類の録音はスタンドとポップガードは必須です。
出来ればプリアンプとコンプレッサーくらいは通してください。

iPhoneで直で録音なんてフザけたこと考えないように!

僕は58にBOSSのVE-20を通して使いました。
後のピッチ調整が楽になるようにVE-20でもピッチコレクト使いましたけど、作業はあんまり楽にはなりませんでした。
結局目で音程見ないとダメですしね。

※後日、なんとなく気に入らないのでコンデンサーマイク(自作改造品)に変えました。

それに加えC5はオッサンにはキツかったのでやめました。出ません。
G4ももうほぼ裏声の為、強弱の違いがあまり出ないので断念。通常音源のみにしました。

 

 

原音のピッチ調整

本来歌が上手い人ならバッチリ音程通り歌えると思いますが、
僕はそんなにうまくないので、ピッチ補正をする必要があります。

今回はMelodyneを使ってみます。

わりと結構うまく音程をとれているようでピッチもそこまでズレていませんでしたが、
153回もとるとなると最初の方やダレてきた中盤くらいは結構音程を外してしまってます。

そのままMelodyneで補正してもいいのですがあまりに極端にズレているとケロ声になってしまうので、
そういったものは録りなおします。結構な手間です。めんどくさい。

地道に録音したものをすべて見ていき、補正する作業です。1000に超える音声がありますのでそれはもうすさまじい作業量です。

2016-07-12 16.03.37直撮りで恐縮ですが、レコーディングしたものをMelodyneに突っ込むとこんな感じになっています。
3泊目の頭が半音上がってますね。あと全体的にちょっと下がり気味でしょうか。

まず、ピッチセンターを100%に微妙なズレを補修します。2016-07-12 16.03.48

2016-07-12 16.04.06

そうするとこんな感じに。

2016-07-12 16.04.23その後ズレてるところを選択して、補正する

2016-07-12 16.04.32これで完璧な音程となりました。

ちなみにたまにオクターブ下やオクターブ上で感知してしまっていたりするときもあるので、
無理に合わせるとおかしくなることがあります。音を聞きながら自然になるように補正してください。

補正が終わったらエクスポートします。

ここで注意なのが、UTAUの場合、bit数を16bitにしないと、あとで変換する必要が出てくるのでめんどくさいです。

2016-07-12 16.04.54これをひたすら繰り返します。
本当にひたすら繰り返すだけです。

 

こうして出来上がった補正済みの音声を今度はUTAUライブラリー化します。
原音調整という作業が必要になります。

まだ、僕の場合ピッチ補正が終わってないため作業開始していませんが、
原音調整もかなり大変らしいです。覚悟しておかないと・・・。

 

また、進行が進んだら続きを書いていきたいと思います。

 

 

 

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