祝イタリア進出・映像音楽への道
|なぜかイタリア進出
なんでか知らないけれど、イタリアからメールが来てましてね。
「ウチのサウンドデザイナーとして契約しないか?」
とのこと。
最近はもっぱら作曲ではなくなぜか音の素材屋さんみたいになってますが、それでも依頼があるってのは嬉しいことです。
しかし、なぜイタリアなのか。その経緯はと言いますと
所属しているとこの一つがドイツの会社なんですね。映像制作の。
そこのプロデューサーだかなんだかがイタリア進出する際に、ついてったんですよ。ついていくって言ってももちろん僕は日本にいますけどね。ネットでデータをやり取りする形で。
そしたら今度はイタリアの映像製作会社が興味を持ってくれたらしく、そのドイツの会社に連絡を取り、僕の連絡先を聞いたってわけだ。
もうこうなってくると本当に「音楽」としてではなく「効果音・BGM」の仕事の方が最近は多いんです。
そんな映像音楽もなかなか大変で、映像の尺に盛り上がりどころを合わせたり、やはりメインは映像ですからあんまりにも派手派手にしてもダメだし、かといってBGMにとどまっていてはだめなんですよ。
やはり感情に作用するのは映像はもちろん、音楽も大きなポイントですからね。
たとえばジブリ系なんかそうです。あの天才がいらっしゃいますからね。音楽聞いただけでなんか感動するでしょ?
ちょっとしばらく「音楽」はお休みして「映像音楽」のことを勉強していきたいと思います。
JamesHorner
前回ですね、尊敬する音楽家としてこおろぎさんを紹介しました。
その尊敬する音楽家の中には書きませんでしたが、JamesHornerという音楽家がいます。
なんで書かなかったかというと多分あまりにもみんな知らないからですね。
知ってます?JamesHorner。
ではこう書いたらどうでしょう。
・エイリアン
・スタートレック
・タイタニック
・ディープインパクト
・アバター
おそらく知ってるんじゃないでしょうか。
これ、全部JamesHornerが映画の作中の音楽を手掛けてるんです。
JamesHornerはアメリカの映画作曲家。
どんなに映画好きでも彼のことを知らない人は多いです。
しかし彼が音楽を手掛けた映画は映画が好きでない人でも知ってます。不思議なものですね。
音楽がなぜ感情に作用するのかは実は詳しくは分かっていないようです。
たとえばもっと小さな単位でいうとマイナーコードやマイナースケールがなんでちょっと悲しい雰囲気を持っているかも分からないんです。
でも実際に聞くと「悲しくなる音楽」「楽しくなる音楽」ってのは確実にあると思います。
映像音楽ですからね。もちろん歌詞はありません。言葉をなしに感情を伝えるってのはいったいどうやるのか、もう魔法みたいなものです。
そんな魔法を自在に使いこなしてしまうのが、このJamesHornerさんなのだ。
「作曲」というとバンドだったり歌ものだったりするけど、意外と「映像音楽」というのも奥が深いです。
ちょっと勉強してみようと思います。