ジュンさんと音楽理論

ジュンさんと音楽理論「和声法中級」 5 分数コード・オンコード

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登場人物紹介

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ジュン 27歳
音楽理論の講師。二人に和声学を教えている。
ギターを中心に様々な楽器を弾くことが出来る。

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あーちゃん 17歳
音楽理論を習っている生徒。
高校に入ってからはベースを始めた。

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ひさし 18歳
音楽理論を習っている生徒。
ギターが弾ける。実は結構上手い。

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あーちゃん
おっはよー!
ひさし
あ、あーちゃん!ねえ!何かイメチェンしてるよ!
あーちゃん
そうなの!実はこの音楽理論のサイト、アクセスが多いみたいで利益が出たのでイラストレーターの人に頼んだって言ってた!
ひさし
儲けやがったな!

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ジュン先生
やめろ!そういう事言うの!
あーちゃん
先生!みんな可愛くなったね!
ひさし
ねぇねぇ、どれくらい儲かったんですか?ねぇねぇ
ジュン先生
そういう生々しい事を言うんじゃない!さ、さて、ほら!音楽理論始めるぞ!
ひさし
焦ってらー!

 

ジュン先生
さ、さて・・。今回はオンコード、分数コードについてだ。これは「ベース」に注目した音楽理論というか、コードになる。そもそもベースとはなんだ?
あーちゃん
楽器のベースと同じってことですか?
ジュン先生
んー、まあ大体は同じかな。だけど、ここでは「一番低い音」という意味でとらえるといいかもな。ベース音というのは単音で最も低い音をとることを言うんだけど、まあベースが一番低い音じゃない時もあるし・・。まあ、音楽理論では最も低い音を単音でとるという風に考えてもらって構わないよ

 

ジュン先生
で、今回紹介するオンコード・分数コードというのは、今までだと例えばCメジャーだったらC、AマイナーだったらAがそれぞれのベース音だったんだけど、それを違うものに変えてしまおうというテクニックだ。
ひさし
そんなことしていいんですか?
ジュン先生
もちろん。というかかなり多用されている。

 

ジュン先生
実際どういうことをしていけばいいか見ていこうか。

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ジュン先生
これがごく単純な分数コードの例だ。左は普通のC、右はGなんだけど、ベースはドの音をとっているだろ?
あーちゃん
本当だ!っていうことはベースは同じなのにコードは変わってるんですね。
ジュン先生
そう、その通り。表記の仕方なんだけど「G/C」や「GonC」などと書かれることが多いよ。

 

ジュン先生
G/Cの場合はディグリーで読むとⅤ/Ⅰになるんだけど、もちろんそのほかの度数も利用することができる。例えば1度のトニックにⅢのベースをとったⅠ/ⅢなんかはJ-POPだと本当によく使われるな。
ひさし
ⅢってことはキーがCの時のEmってことですか?Ⅰ/Ⅲmにしなくていいんですか?
ジュン先生
ベースってことは単音だから長短を示す3度の音がないだろ?だからメジャーマイナーは無視していいよ。

あーちゃん
実際に分数コードってどんな時に使うんですか?
ジュン先生
この分数コードの効果としては、「浮遊感を持たせる」「安定感・不安定感を持たせる」「ベースラインをきれいにする」という効果がある。
ひさし
ほうほう。
ジュン先生
それぞれを説明していくと、「浮遊感を持たせる」というのは例えばキーがCの時にスリーコードのトニック、つまりCを使うとド安定過ぎてつまらなかったり、童謡のようになってしまうことがある。言い換えれば「ダサくなる」ってことだな。それをちょっと浮遊感を持たせてちょっと落ち着かない感じというかふわっと安定しすぎなくすることができる。特にさっき言ったⅠ/Ⅲなんかがそうだな。
あーちゃん
でも先生、Ⅲってことはつまりミでしょ?これってCのコードの構成音じゃないですか。そんなに印象変わるんですか?
ジュン先生
おお、素晴らしい着眼点だ。そうなんだよ。ⅢつまりミはCの構成音、一見するとあんまり変わらなそうに見えるがこれがガラッと雰囲気が変わるから不思議なものだ。それだけベースというのは曲やコードの印象を決めるうえで大事なものなんだ。
ひさし
よく「ベースなんてあまり聞こえないし要らない」っていう人って大間違いなんすね!
ジュン先生
オレ個人的な意見では音楽の雰囲気の要はドラムとベースだと思ってるよ。と、いうかベースがない音楽なんてないんだけどね。例えばバンドでベースがいなくてもピアノやギターの一番低い音がベースの役割を持つからね。
ジュン先生
ああ、そうだちなみに、例えばピアノでコードを弾く曲があってピアノでC/Gととっていてもそれより低い音がCでとっていたら分数コードの雰囲気がでないから要注意な!

 

ジュン先生
次に「安定感・不安定感」を持たせるって用法についてだけど、まあ、さっきの浮遊感と似たようなもんで、トニックなどにⅣやⅤなどの分数コードを使うと安定感を崩すことができる。また、逆にベースは主音や属音、ⅠやⅤだな。これを連続して使い上のコードを変えることで安定感や不安定感を維持したままコードを進行させることもできる。例えばC→Em/C→G/C→C。ベースはずっとCを使うんで安定したまま進行する。これをオルゲンプンクトいう。別に名前は覚えなくてもいいけどね。
ひさし
オルゲンプンクト!
ジュン先生
変な名前だろ?日本語にするとそのまんま「持続低音」という。

 

ジュン先生
最後、「ベースラインをきれいにする」というのはこういうことだ。例えばAm→F→Dmというコード進行があるとするだろ。よく見ると2音ずつ下がっているのがわかる。これを分数コードを使いAm→Am/G→F→F/E→Dm→Dm/Cと変えよう。するとどうだベースラインに注目してみよう。
あーちゃん
えーっと、ラーソーファーミーレードー!一音ずつ下がってる!
ジュン先生
そう正解。こうすることによって非常に流れがスムーズになる。そのうちメロディでもやるけど、音の動きというのは半音または1音の動きというのがもっともスムーズなんだ。逆に上に跳んだり下に跳んだりというのはちょっと忙しく違和感を感じることもある。そういったときにこの分数コードは便利なんだよ。

 

ジュン先生
さて、今回は分数コード・オンコードについて学んだな。理解はできたか?
あーちゃん
はい!コード感を変えずに雰囲気を変えることができるのが分数コードです!
ジュン先生
そう、その通り。ちょっと余談だけどオレも作曲するときはリズムを適当にシンプルに決めてから「コード進行」→「ベース」→「メロディ」の順番で作ることが多いよ。ベースが決まらないとメロディがなかなかうまく作れないんだ。音楽にとってベースとはとっても大事な要素なんだよ。
ひさし
へー!俺ギターだしあんまりベースに注目したことなかったなー。
ジュン先生
オレはギターの人もある程度ベースが弾けたほうがいい、とよく教えてるぞ。作曲するうえでも演奏するうえでもベースを意識するってのは上達する近道だぞ。
ひさし
いいこと聞いた!ねえあーちゃん!俺にちょっとベース教えてくれよー!
あーちゃん
うん!いいよ!
ジュン先生
やるのは良いけどちゃんと度数やコードをしっかり考えながらやるんだぞ。適当にベンベンやるだけじゃ意味ないからなー
ひさし
わかってますよー!ほら行こうあーちゃん!
あーちゃん
はーい!

 

 

picture_pc_f150301fd53f7e5149e617161ee5c504今回よりイラストは「さんでん様」に依頼することになりました。
きれいなイラストをありがとうございます。

ジュン先生激似です。

 

 

 

 

 

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